こんにちは!土木公務員ブロガーのドボメンです。
今回は、「民間から土木公務員に転職した人のリアルな声」をテーマにお話しします。
民間でバリバリ働いていた人がなぜ公務員を選んだのか、そして実際に働いてみてどう感じたのか。
現役土木公務員の僕が周りの民間出身者に聞いたリアルな声をまとめました。
これから転職を考えている方にとって、少しでも参考になればうれしいです。
なぜ民間から土木公務員に転職したのか
まず、民間から転職してきた人に多い理由はこんな感じです。
- 激務で心身ともにきつかった
- 休日が少なく、自分の時間が欲しかった
- 結婚や子育てを考えて、安定した環境に移りたかった
- 地元に住みながら働きたかった
特に建設業界では、残業の多さや全国転勤がきっかけになることが多いですね。
実際に僕の周りにも、ゼネコンやコンサルから転職してきた同期・先輩が何人もいます。
土木公務員になって感じた「良かったこと」
① ワークライフバランスが劇的に改善
一番多い声がこれ。
公務員は基本的に土日祝が休みで、残業も多くて月20〜30時間ほど(部署による)。
特に既婚者や子どもがいる人にとって、家族との時間や自分の時間を確保できることは大きなメリットとのことです。
② 転勤がほぼなく、生活を安定させやすい
民間企業、特にゼネコンや建設コンサルにいると、全国転勤が当たり前ですよね。
数年ごとに地方現場を転々としたり、単身赴任になる人も多いです。
一方で、公務員は自治体内での異動が基本。
大阪市なら大阪市内、県職員なら県内といった範囲で完結します。
そのため、
- 家族で住む場所をある程度固定できる
- マイホームを買いやすい
- 子どもの転校リスクが少ない
といったメリットがあります。
「仕事の安定」だけじゃなく、「生活基盤の安定」を得られるのも大きな魅力ですね。
一方で感じたギャップ・戸惑い
① 市民対応・苦情対応の煩わしさ
公務員は市民からの問い合わせや苦情対応が多いです。
- 理不尽なクレームにストレスが溜まる
- 特に街中の工事の際は近隣住民への配慮が神経を使う
- 土木職でも同じ自治体の職員だと言うことで「土木以外の行政のこと」について文句を言われることがある
② スペシャリスト志向とのギャップ
民間では自分の専門分野を深めて成果を出すスペシャリスト型の働き方が多いですが、
公務員は幅広い業務をこなすゼネラリスト型。
- 得意分野だけで評価されるわけではない
- 部署異動や仕事の幅の広さに戸惑うことがある
- 「もっと専門性を極めたいのに、幅広くやらされる…」と感じることも
- 全然興味のない業務を担当することもある
ただし、このゼネラリスト経験は、管理力・調整力・幅広い視点という形で将来に活きることも多いです。
転職して後悔してる?それとも満足?
実際に僕が話を聞いた中では、後悔して民間へ再転職した人は見たことがありません。
もちろん、それぞれメリット・デメリットがありますが、
土木公務員のメリットの方が大きいと感じているみたいです。
まとめ
民間で培った現場経験や段取り力は、公務員としても大きな強みになります。
- 激務や転勤から解放されたい
- 家族との時間や生活基盤を安定させたい
- 地域に貢献しながら働きたい
そんな想いを持つ人にとって、公務員への転職は十分「あり」の選択肢です。
P.S.
僕自身は社会人1年目から土木公務員として働いていますが、
若い・独身のうちは民間でバリバリ働き、結婚や子どもなどライフステージが変わるタイミングで土木公務員へ転職する、という選択肢も十分ありだなと、周りの民間出身者と話していて感じるところです
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