こんにちは!土木公務員ブロガーのドボメンです。
「公務員は福利厚生が手厚い」ってよく言われますが、
実際どんな制度があって、民間企業とどう違うのか気になりますよね。
この記事では、現役の土木公務員である僕が、リアルな体験を交えて福利厚生の内容をわかりやすく紹介します。
これから公務員を目指す方、民間からの転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
1. そもそも「福利厚生」とは?
福利厚生とは、職員の生活を支える制度や手当のことです。
給与以外の部分で、職員やその家族の生活を安定させる目的があります。
特に公務員の福利厚生は法律や条例でしっかり定められており、職場による差が少ないのが特徴。
誰でも安心して利用できる制度が整っています。
2. 土木公務員の主な福利厚生一覧
ここからは、実際に僕が現場で感じているリアルな内容も含めて紹介します。
① 各種休暇制度(有給・特別休暇など)
公務員は法律や条例で休暇制度が明確に定められているため、誰でも公平に利用できます。
| 休暇の種類 | 内容 |
|---|---|
| 年次有給休暇 | 年20日(最大40日まで繰り越し可能) |
| 夏季休暇 | 5日程度(多くの自治体で7〜9月に取得) |
| 結婚休暇 | 結婚後に5日程度 |
| 忌引休暇 | 家族の葬儀時などに日数が付与 |
| 出産・育児休暇 | 出産前後、男性も取得可(育児参加休暇など) |
| 介護休暇 | 家族の介護が必要な場合に利用可能 |
| 病気休暇・病気休職 | 心身の不調の際に長期休暇が取れる |
僕の職場では、有給消化を積極的に勧められていて、とても取りやすい雰囲気で、僕自身も自由に取らせてもらっています。
また、育児休暇についてですが、男性でも半年ほど育休を取る人が普通にいます。しかも、育児休暇中の給料は減りはしますが、社会保険料の免除や育児休暇補助金(自治体による)もあり、実質手取りは休業前の給料の8〜9割ほど支給されるみたいです🫢
民間であれば、男性が育児休暇を取ること自体が難しいケースが多く、公務員の大きなメリットだと思います。
② 住宅関係の制度
| 制度名 | 内容 |
|---|---|
| 住宅手当 | 家賃補助(上限2〜3万円前後) |
| 公務員宿舎 | 単身用・世帯用の宿舎を格安で利用できる |
| 住宅資金貸付 | 共済組合を通して低金利で借りられる制度も |
僕自身も家賃補助を受けており、家賃が9万円のところ実質6万円ほどの負担で済んでいます。
家賃補助があるかないかは、正直だいぶ大きいです。
③ 健康・医療関連(共済組合)
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| 共済組合(健康保険) | 医療費の一部補助・高額療養費の給付など |
| 健康診断 | 年1回以上(勤務時間内で受診可能) |
| メンタルヘルス相談 | ストレスチェック・カウンセリングなど |
| 人間ドック補助 | 費用の一部を共済組合が負担する場合も |
「健康管理は勤務の一部」という考え方で、働きながら健康を維持できる体制があります。
④ 各種手当
| 手当名 | 内容 |
|---|---|
| 通勤手当 | 公共交通や車通勤などの費用を支給 |
| 扶養手当 | 配偶者や子どもがいる場合に支給 |
| 時間外勤務手当 | 残業分の割増支給(超過勤務手当) |
| 寒冷地手当 | 北海道などの寒冷地勤務者向け |
| 単身赴任手当 | 家族と離れて勤務する場合に支給 |
地方公務員でもほぼ全国共通であり、生活の実情に合わせた支援が整っています。
⑤ 退職金・年金制度
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| 退職手当 | 勤続年数に応じて支給(20年以上で1,000万円超も) |
| 共済年金 | 国民年金+厚生年金に相当(老後の上乗せ分) |
| 公務員共済組合連合会 | 年金・福祉サービスを提供する組織 |
・退職金・年金は公務員の安定性を象徴する部分。
・勤続が長いほど金額が増えるため、長期勤務のモチベーションになります。
⑥ ライフサポート・自己啓発支援
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| 資格取得支援 | 業務関連資格の受験料や講習費を一部補助 |
| 研修制度 | 若手・中堅・管理職など階層別研修あり |
| 福利厚生サービス | 旅行・宿泊・レジャー施設の割引 |
| 各種クラブ活動 | 職員クラブやサークル支援など |
・土木職だと、「施工管理技士」「技術士」などの資格取得支援が現実的に使われやすいです。
・ホテル宿泊割引や飲食店割引、映画チケット割引、カラオケ割引、テーマパーク割引などの
様々な割引を使って安くリフレッシュできるのもめちゃくちゃありがたく、僕自身もふんだんに
使っています。笑
3. 民間(土木系企業)との違いを比較
公務員の福利厚生を理解するうえで、民間企業(土木系)との比較も重要です。
| 項目 | 土木公務員 | 民間(土木企業・ゼネコン) |
|---|---|---|
| 年収 | 中堅〜大手と比べると低め | 大手→高め/中堅→やや高め |
| 休暇 | 比較的取りやすい | 公務員に比べると取りづらい ※休日出勤もあり |
| 転勤 | 原則同一自治体内 | 全国転勤・出張多め |
| 福利厚生 | 法律で保証され安定 | 会社によって差が大きい |
| 退職金 | 長期勤続で高額 | 企業によって制度に差あり |
民間のゼネコンやコンサルは年収が高い一方、休暇や転勤の負担が大きいです。
一方、公務員は収入こそ安定的ですが、長期的な生活の安定を重視する人には向いています。
4. 現役土木公務員として感じるリアルなメリット
僕自身が実際に働いていて「これは特にありがたい」と感じた福利厚生を紹介します👇
✅ 1. 住宅手当の恩恵が大きい
賃貸の場合、毎月2〜3万円の補助があります。
これはあるかないかで全然違います。
※持ち家や実家などの場合は住宅手当はありません。
✅ 2. 有給が比較的取りやすい
繁忙期など取りずらい時期はありますが、年間通して取りやすく、
旅行や遊びからちょっとした用事まで柔軟に休みが取れてとても満足しています。
✅ 3. 福利厚生サービス
ホテル宿泊割引や飲食店割引、映画チケット割引、カラオケ割引、テーマパーク割引など多岐にわたるサービスがあり、これを活用しない手はないです。
対象サービスが多いので、使いこなせば意外と節約効果も大きいです。
5. まとめ:土木公務員の福利厚生は“生活の安定”が魅力
- 給与以外に、休暇・手当・医療・退職金までトータルで支える制度が充実
- 民間企業に比べて、安定性・休みやすさ・制度の公平性が高い
- 「ワークライフバランスが大事」「給料よりも自分の時間や家族との時間を大切にしたい」人には
ぴったりの制度
僕自身も、土木公務員として働いていて「心に余裕ができている」と感じる場面が多いです。
仕事だけでなく、家族との時間や趣味の時間も大切にしたい人にとって、公務員の福利厚生は大きな魅力になると思います。
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