こんにちは!土木公務員ブロガーのドボメンです。
このブログでは、土木職の地方公務員(20代)として働く僕が、受験対策や仕事のリアルを発信しています。
今回はその第一歩として、**「僕が土木公務員を目指した理由」**についてお話しします。
◆ 土木の道を志したきっかけ
高校時代、自然と理系科目を選んでいた僕は、あるとき「建物」や「橋」といった構造物に興味を持つようになりました。その興味がきっかけとなり、大学では土木や建設系の学科に進むことを決めました。
大学で土木の分野を学び、漠然と「インフラに関わる仕事ってかっこいいな」と思うようになりました。
ただ、就職先として民間の建設会社か土木公務員かでかなり悩んだ時期もありました。
◆ 土木公務員を選んだ理由
大学で土木系の勉強をしていたので、進路としては「民間の建設会社」か「土木公務員」の2択で迷っていました。そこで僕が土木公務員を選んだ理由は主に3つあります。
※ここでは綺麗事ではなく、正直でリアルな理由をお届けします。
1. 転勤をしたくなかった
民間企業の多くは全国展開していて、転勤や単身赴任が当たり前。
「せっかく地元で就職しても、数年後には全然違う県で働いてる…」という話もよく聞きました。
自分としては、地元もしくはその近辺で落ち着いて働きたかったし、将来のライフプランも考えて、転勤が少ない地方公務員の方が合っていると思いました。
※ただし、国家公務員の場合は全国転勤があります。僕のように「地域に根差して働きたい」という人には、地方公務員をおすすめします。
2. お金より時間を重要視
今後、社会人として長く働いていく中で重要となる要素が**「時間とお金のバランス」**です。
民間の建設会社は、確かに初任給もボーナスも高め。でも、休日出勤・夜間作業・長時間労働が多いのも事実です。
一方、公務員(土木職)は、給料は民間ほど高くないかもしれませんが、
- 定時で帰れる日が多い
- 原則として土日休み
- 残業代もちゃんと出る
という点で、お金よりも時間を重視したい自分にはぴったりでした。
3. “工事全体”に携わる仕事に魅力を感じた
民間の建設会社と公務員(土木職)では、工事全体の中での役割が異なります。
民間の建設会社やコンサルタントが、設計・施工など一部の工程を担当するのに対し、土木公務員はその工事全体に関わる立場です。
たとえば道路工事であれば、
- 必要性の検討(なぜこの場所に工事が必要か)
- 予算の確保
- 設計や測量業務の発注
- 住民説明・調整
- 施工業者の選定(入札・契約)
- 工事の進捗・品質の監督
- 完成後の検査・維持管理
と、計画の最初から完成後まで、すべての工程に責任を持つのが公務員の役割です。
現場で重機を動かすわけではありませんが、「全体をマネジメントする司令塔」的なポジションとなります。そこで、自分としては”工事全体”に関わる立場として働きたいと感じました。
まとめ:現実的な理由で選んでOK
「転勤が少ない」「自分の時間を大切にしたい」という理由は、一見すると消極的に見えるかもしれません。
でも、働く上での優先順位は人それぞれ。
僕にとっては、「どこで、どんな働き方をするか」がすごく大事だったんです。 また、実際に民間から公務員に転職して来られている方も多く、僕が公務員を選択したことの後押しとなっています。
そして今、公務員として働いていて、仕事に責任もやりがいも感じています。
結果的に、自分にとってベストな選択だったと実感しています。もし迷っている方がいるなら、「自分の軸」で選ぶことを大切にしてほしいと思います。
◆ 今後について
このブログでは、今後も土木公務員として働くリアルや、受験対策・仕事のやりがい・働き方の工夫などを発信していきます。
これから土木職を目指す人や、同じ道を歩む仲間にとって参考になるような情報を届けていく予定です。
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