「土木公務員って休みは多いの?」「お盆休みや有給休暇はどうなっているの?」
こんな疑問を持っている方に向けて、現役土木公務員の経験をもとに休日・有給事情のリアルを解説します。
民間の建設業と比べても休みは多めで、安定して休めるのが大きなメリットです。
年間休日数は120〜125日ほど
地方公務員(土木職)の基本的な休日は以下の通りです。
- 土日休み(完全週休2日制)
- 祝日休み
- 年末年始(12/29〜1/3)
これらを合わせると、年間休日数はおおよそ120〜125日程度になります。
カレンダー通りに休めるので、予定も立てやすいのが特徴です。
公務員にお盆休みはない?→夏季休暇がある
民間企業だと「お盆休み」という一斉休暇がある場合もありますが、公務員には基本的に存在しません。
その代わりにあるのが 夏季休暇(5日程度) です。
- 7月〜9月の間に自由に取得可能
- お盆にまとめて休む人もいれば、分けて休む人もいる
- 家族行事や旅行の予定に合わせて調整できる
この夏季休暇は多くの自治体で導入されており、安定して休める制度としてありがたい存在です。
有給休暇の日数は自治体で差がある
次に有給休暇ですが、付与の仕組みは自治体によって違います。
一般的なパターン
- 初年度:10日程度
- 勤続年数に応じて段階的に増加
- 最大20日付与
例外的なパターン
- 初年度から20日付与され、その後もずっと20日
全国的には「段階的に増えて最大20日」が多数派ですが、近年は最初から20日付与する自治体も一定数存在しています。
有給休暇は取りやすい?
「有給があっても、実際に取れるの?」という疑問を持つ方も多いと思います。
土木公務員の場合、取りやすさは時期や職場の状況次第です。
- 繁忙期(年度末や工事のピーク時など) → 取りにくい
- 閑散期(冬や工事終了後など) → 取りやすい
また最近では、半日休暇・時間単位の休暇制度も整備されていて、ちょっとした用事にも使いやすくなっています。
計画的に予定を立てれば十分消化していくことはできます。
👉 僕自身は、繁忙期は忙しくて取りづらいですが、計画的に旅行などの予定を立てたり、仕事に余裕のあるタイミングで突発的にリフレッシュのために取得したりしています。
有給消化率はどのくらい?
国家公務員・地方公務員全体で見ると、有給取得率は おおむね60%前後。
2019年以降は「年5日以上の取得義務化」があり、最低限は必ず消化されています。
土木職の場合:
- 年度末は取りにくい
- 閑散期に計画的にまとめて休むケースが多い
👉 僕の経験では、残業の少ない部署にいた時は年間20日以上消化できました。
現在でも10〜15日程度は取れており、プライベートの予定に合わせて十分に休みを確保できています。
実際にどんな風に取れる?
僕や周りの同僚のケースを挙げると…
- 土日やGWに有給をつなげて旅行に行く
- 子どもの学校行事に合わせて取得
- 平日に役所や病院に行くため半休を活用
- 1時間休を使って早めに退勤
といった柔軟な使い方が可能です。
民間との比較
最後に、民間建設業との違いを整理します。
- 民間建設業:休日が少ない/有給を取りづらい会社が多い
- 土木公務員:暦通りに休める/有給も計画的に取れる
もちろん、年度末など忙しい時期は残業しなければならないこともありますが、それでも「休みが保障されている安心感」は公務員ならではのメリットです。
まとめ:土木公務員は休日・有給が安定している
- 年間休日は 120〜125日程度(土日・祝日+年末年始)
- お盆休みはないが、夏季休暇(5日程度)がある
- 有給休暇は 10〜20日付与(自治体によっては初年度から20日)
- 繁忙期は休みにくいが、閑散期は取りやすい
- 有給取得率は 約60%前後
民間の建設業と比べても、土木公務員は休みが多く安定して取れるのが大きな魅力です。
「プライベートも大事にしながら働きたい」という人にはピッタリの環境だといえます。


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